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2024/06/27

【獣医師監修】目で見てわかるたんぱく質不足の症状

■たんぱく質の役割は様々
たんぱく質は、私たちの体を形成し体の調子を整えるために多くの役割を果たしています。食事によって取り入れたたんぱく質を日々消費しながら、体内では組織が新しく生成され、古いものが入れ替わることで、健康と活力を維持しています。
 

犬はどうでしょう。犬は狩りをしていた肉食動物を祖先に持つことから、人間よりも多くのたんぱく質を必要としています。そんな犬にとってたんぱく質不足は致命的です。
 
犬がたんぱく質不足に陥った際の症状として、下記のようなものがあります。当てはまったらたんぱく質不足を疑ってみましょう。
 
☑他の子よりも体が小さい(成長期)
・・・子犬の成長には十分なたんぱく質がより必要であり、不足すると成長に影響を及ぼします。
 
☑体重が健康的に増えない
・・・たんぱく質は筋肉の構成要素です。筋肉量が減少すると基礎代謝が落ち、太りやすい体質になってしまいます。
 
☑なんだか元気がない
・・・基礎代謝量の低下、体のエネルギー消費量が減少します。
 
☑歯茎の色が白っぽく、呼吸が荒い時がある
・・・たんぱく質が不足すると造血機能が低下し貧血になることも。
 
☑感染症にかかりやすい
・・・たんぱく質は免疫機能を維持するために必要であり、不足すると感染リスクが高まります。
 
■たんぱく質不足がはっきりと分かるのは愛犬の毛並み
 

上記以外に、外見からはっきりと分かるたんぱく質不足の特徴として、毛並みの悪化があります。犬の全身を覆っている被毛の大部分はケラチンと呼ばれるタンパク質で構成されており、ケラチンが不足すると枝毛や切れ毛の原因になります。毛に潤いがなくなりパサついたりします。
摂取したたんぱく質が使われる順番として、筋肉や内臓、骨、血液が優先的に補給され、最後に皮膚から被毛という順番を辿っていきます。従って被毛の状態が悪くパサパサしていたり、艶が無くなっている場合は、既にたんぱく質不足に陥っていることが疑われます。その場合は、なるべく早い段階で普段の食事を見直し高たんぱくの食事を与えるようにしましょう。
 
■犬にとって最適なドッグフードとは
ドッグフードの主原料であるたんぱく質には、動物性たんぱく質と植物性たんぱく質の2種類があります。
動物性たんぱく質の方がアミノ酸スコアが高く、必須アミノ酸も豊富に含んでいます。

「カラダを作るたんぱく質!『量』と『質』どっちが大切?」>>>

 
肉食の祖先を持つとされている犬の消化器官は穀物などの消化・吸収が苦手です。従って植物性たんぱく質であるコーンや小麦、米などの穀物類ではなく、チキンやターキー(七面鳥)、ラム、フィッシュなどの動物性たんぱく質であるお肉が多く使用されているドッグフードを選ぶようにしましょう。
最新の研究でも、犬の体には穀物ではなくお肉主原料のグレインフリー(穀物不使用)のフードが適していることが分かっています。このことからもリガロはお肉を第一主原料に、犬が消化吸収を苦手とする穀物を使用しないレシピに設計されています。
 
一般的にドッグフードのパッケージに記載されている原材料表は、使われている量が多い順に記載するというルールがあります。
犬にとって重要な動物性たんぱく質を不足させないためにも、ドッグフードのパッケージに記載されている原材料表をチェックし、そのフードがお肉でできているか、たんぱく質がたっぷり入っているかを必ず確認するようにしましょう。

愛犬の被毛までしっかり栄養が届くように、毎日の食事でたっぷりと動物性たんぱく質を摂取させてあげましょう。