PICK UP
2026/06/30
【獣医師監修】そのフード、“お肉”ですか? “お肉風味”ですか?
「最初は勢いよく食べたのに、気づけば食べなくなってしまった。」
「トッピングをしないと食べない。」
「どんどん好みが強くなってきた気がする。」
愛犬の“食いつき”に関する悩みは、多くの飼い主さまが経験するものかと思います。
食べてくれるようにフードを変えてみる、トッピングを工夫してみる、
別の味を試してみる。それはすべて、「愛犬にしっかり食べてほしい」という気持ちからだと思います。
ですが、その時に大切なのは、“食べるかどうか”だけではありません。
■“何を食べているか”もチェック
そのフードが何でできているのか。愛犬が普段の食事からどんな栄養を摂っているのか。そこまで確認することが大切です。
せっかく食べてくれても、元気な体づくりにつながらないフードでは本末転倒ですよね。
犬は嗅覚が非常に優れているため、香りの強いフードに強く反応します。
そのため“食いつきの良さ”を重視したフードも多くあり、その中には、穀物を主原料にしながら、油脂や香料によって「お肉っぽい香り」を強く感じさせているものも少なくありません。
香りの工夫自体がすべて悪いわけではありませんが、“お肉の香りがする”ことと、“お肉でできている”ことは全く別です。

■健康を支えるのは香りではなく中身
犬の体を支えるのは、香りではなく、お肉由来のたんぱく質です。
筋肉や臓器、皮膚や被毛、日々の活動、そして年齢を重ねた先の健康を支えるために、犬にはたんぱく質が必要です。
犬の体は、本来必要とするたんぱく質を毎日きちんと摂ることで保たれていきます。
「喜んで食べること」を優先するあまり、香りだけで食べさせてしまっていないか。食いつきと引き換えに、今の健康や将来の健康寿命を後回しにしていないか。そこまで考えることがとても大切です。
フードを選ぶときは、パッケージの裏面や側面に記載されている原材料表や分析値から、お肉が主原料でたんぱく質をしっかり摂れる設計になっているか、本来犬が消化・吸収しにくいトウモロコシやお米、小麦粉などの穀物が入っていないかを確認しましょう。

難しいと感じる方も多いと思いますが、愛犬の“食べること”に関する主導権は常に飼い主が持ち、体づくりや維持まで考えた食事を選んでいくことが重要だと考えています。
獣医師の先生にお聞きしました!




