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2023/08/01
シニア犬だからってあきらめないで!関節をサポートする栄養素
犬の体の約30%がたんぱく質
たんぱく質は皮膚や腱・軟骨などを作る栄養素で、なんと犬の体の約30%がたんぱく質です。犬の体に存在するたんぱく質のうち、40%は皮膚、20%は骨や軟骨、そのほかにも血管や内臓など全身に広く分布しています。
獣医師の先生にお聞きしました!
■栄養素その1 たんぱく質
シニア期の大型犬でよくみられる変形性膝関節症(へんけいせいひざかんせつしょう)は、関節を覆っている軟骨が段階的に悪化することによって引き起こされます。この病気のせいで、犬は足を引きずるようになります。痛みが出るため、愛犬の動きが悪くなるので、飼い主さんは老いたために動きが悪いと勘違いしがちです。
運動量が減ると筋肉がやせ衰えます。その筋肉の衰えを防ぐために、良質で高たんぱくな食事を与える必要があります。
POINT
ドッグフードのパッケージには、たんぱく質がどのくらい含まれているか表記することが義務付けられています。今与えているフードのたんぱく質量を確認してみましょう!
■栄養素その2 コラーゲン
関節の痛みを和らげる効果で知られているコラーゲンは、必要なたんぱく質量が摂取できていれば不足することはありません。昔は、コラーゲンはたんぱく質と同じように、アミノ酸に分解されて小腸に吸収されるので、関節の病気には特にコラーゲンを取る必要はないと思われていました。
しかし、最近の研究では、コラーゲンを食べると、アミノ酸だけではなく、腱細胞を活性化する物質も吸収されることが分かりました。このことから、コラーゲン・たんぱく質を食べると、関節の周りにある腱が元気になり、関節の状態が改善することが期待できます。
■栄養素その3 グルコサミン、コンドロイチン
人の膝の痛みに対するグルコサミンの研究では、グルコサミンとコンドロイチンを一緒に使うことが効果的だと証明されています。人間の膝への効果が確認されたことから、犬の膝の痛みに対してもグルコサミンが効く可能性があると考えられています。
コンドロイチンは、軟骨だけではなく、目の角膜や耳、椎間板、皮膚、細胞と細胞をつなぐ組織など、体中に存在しています。しかし、年を取るとコンドロイチンの量が減ってしまいます。だから、老齢の犬の関節の軟骨だけでなく、他の組織も改善するためにグルコサミン+コンドロイチンが摂取できるフードを与えるのがいいでしょう。
■栄養素その4 L-カルニチン
L-カルニチンは、犬の筋力を増加させる効果が期待されます。
研究では、カルニチンを犬に与えると、広背筋という筋肉が一瞬だけ力を強くすることができるようになったと報告されています。だから、関節の痛みで運動が苦手で筋肉が弱っている犬には、カルニチンを与えることで筋力が増えるかもしれません。
■関節をサポートする栄養まとめ
■シニア犬の飼主さんにオススメ
リガロ7歳以上用は、37%以上配合されたたんぱく質に加え、関節をサポートするためにグルコサミン、コンドロイチン、L-カルニチンを配合。
運動量が落ちて、太り易くなるシニア犬のために、脂質も最小限(12%以上)に抑えています。
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